1. 陽明門(ようめいもん)
- 特徴: 日光東照宮の象徴的な門で、国宝に指定されています。豪華絢爛な彫刻と金箔で装飾された門は、日光東照宮を訪れる観光客の目を引きます。「陽明門を見たらもう何も見なくて良い」と言われるほどの美しさです。
2. 三猿(さんざる)
- 特徴: 神厩舎(しんきゅうしゃ)にある有名な彫刻で、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三匹の猿が描かれています。この彫刻は、「悪いことを見ない、言わない、聞かない」という教訓を表しています。
3. 眠り猫(ねむりねこ)
- 特徴: 奥宮参道入口にある彫刻で、眠っている猫が描かれています。この猫は、平和と静寂を象徴しており、猫の背後には雀(すずめ)が彫られています。狩りの対象となる雀が近くにいるにも関わらず、猫が眠っている姿から、東照宮の平和を象徴しているとされています。
4. 本殿(ほんでん)
- 特徴: 徳川家康を祀る本殿は、国宝に指定されています。内部は豪華な装飾と彫刻で飾られており、歴史と文化の重みを感じることができます。
5. 奥社(おくしゃ)
- 特徴: 日光東照宮の奥まった場所にある神社で、徳川家康の墓所があります。奥社までの道のりは階段が続きますが、その先に広がる荘厳な景色は一見の価値があります。
6. 五重塔(ごじゅうのとう)
- 特徴: 日光東照宮の入口にある五重塔も見逃せません。塔の内部には心柱(しんばしら)と呼ばれる特殊な構造があり、地震の揺れを吸収する役割を持っています。
7. 東回廊(ひがしかいろう)と西回廊(にしかいろう)
- 特徴: 本殿を囲むように設置された回廊で、美しい彫刻が施されています。東回廊には百二十余りの動植物が描かれた「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」と呼ばれる彫刻があります。
8. 神楽殿(かぐらでん)
- 特徴: 伝統的な神楽が奉納される建物で、神事や祭礼の際に使用されます。東照宮の祭りの際には、ここで神楽が披露されます。
9. 輪王寺(りんのうじ)と二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)
- 特徴: 日光東照宮と共に「日光の社寺」として世界遺産に登録されている寺社。輪王寺には徳川家光の墓所である大猷院(たいゆういん)があります。二荒山神社は、日光三山(男体山、女峰山、太郎山)を御神体とする古社です。
アクセスと周辺情報
- アクセス: 日光駅から東武バスで「東照宮前」バス停下車。徒歩数分で日光東照宮に到着します。
- 周辺観光スポット: 近隣には、華厳の滝、中禅寺湖、日光国立公園など自然豊かな観光スポットも多数あります。